「もう、帰れんで。」 最悪な結果。 (母のがん 12)

初めてブログを読まれる方、困惑されると思います。 一応、雑貨屋さんのブログですので、こちらは飛ばしてご覧ください。

検査結果は、妹と母と3人で聞きに出かけました。 
自宅から病院まで、1時間半位かかり、着いた頃には、かなり辛そうな様子でした。 車椅子を借りようか? と聞きましたが、母は歩いて行きました。 病院の駐車場が満車で、車を停めるのに30分位かかり、妹ときて良かった。 
今回、姉と妹がいて、本当に良かったと思います。 精神的にも体力的にも経済的にも、ひとりで乗り越えていらっしゃる方の事を考えると、たいへんな事だと、今更ながら想像できます。

診断室に入って、まず腰かけると、先生の険しい顔がわかりました。 良くないな、きっと。
「膵臓癌である事は、間違いないです。」 
「非常に珍しい癌で、膵神経内分泌癌、というもので、とても性質が悪い癌です。」
「Ki-67/MIB-1 indexは90%以上で」・・・・????? 「癌細胞の、分裂増殖速度が極めて高い、どんどん大きくなっていっている癌です。」
よく解らない言葉がどんどん出てきて、なにがどう、どのくらいたいへんなのか、想像できない! けど、状況はすごく悪そう。

「普通、これの抗がん剤には、ミスプラチン か、イリノテガン を使用するんじゃが、出来ません。 しんどすぎるけぇ。」 落胆する母の顔がみえた。
ジェムザール か 大きくさせない アフィニトール をやってみますか。」 「ひょっとしたら、どんどん大きくなっていているから、いっきに効く事もあるかもしれん。」
母の顔を見る。 「お願いします。」

「明日、入院しましょう。」 母はもう、心底疲れている様子。
「帰宅に1時間半かかります。 また来るのもたいへんなので、このまま入院出来ないでしょうか?」 妹も私も母も、同じ気持ちでした。

じゃが、もう、帰れんで。」 
やっぱり、そうか。 「お願いします。」
「じゃあ、今日からジェムザールをしましょう。 病室をさがしてみます。」

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