雑貨屋のブログも書きつつで、話が前後してすみません。
2月最初の帰宅では様子がわからず、飛行機を往復取っていたので、いったん埼玉に帰りました。
その後1週間、埼玉のお店(DULCE)の仕事。
3月4日の月曜日、昼間都内で仕入れしてから友人の家に泊り (1番早い飛行機は、埼玉始発に乗っても間に合わないですが、1番安い!)、3月5日火曜日、母の入院の朝、早朝6時半の飛行機に乗って広島に。 姉も東京から来ていて (リッチな姉は、気楽な新幹線「のぞみ」で。)、病院で数年ぶりに3姉妹がそろいました。
通常は4人部屋ですが、母は、1日¥970の追加料金で、2人部屋を希望。
さっそく、¥2000のテレビカードと、¥200のヘッドフォンを、自販機で購入。 夜、退屈で嫌な事を考えないように。
トイレは部屋から、割と近く。 よかった。 母は、足元がふらふらしていて、なんだか不安。
検査は部屋のベットで行うとのこと。 先生がいらして、穴を開ける場所に黒いマーカーを付けられる。
6時、夕食が出され、母は、「全然、食欲が無い。」と、言いながら、少し食べたのを見守って、私達は帰宅。 明日の検査が、上手くいきます様に。
3月6日検査当日。 写真を撮ってたら、後で母に強く叱られる。 ごめんなさい。
朝食は、パンをお願いしておいたので、少し食べたらしい。 昼食は抜きで、その後は水分のみ。 1時から検体検査を行うとのこと。 検査後、4時間はまったく動けないらしい。 母が心配そうなので、急いで1階の売店に行って、尿漏れ用のナプキンを買ってくる。 大丈夫だよ。
1時25分、先生が助手の男子と看護婦さんを連れて現れる。 私達は、外に出される。 ドアの前で椅子に座って待機。 上手くいきます様に。
1時40分、先生の 「息を止めてー。」の声が外まで聞こえる。 上手くいきます様に。
1時42分、先生の 「息を止めてー。」の声が、再度聞こえる。 上手くいきます様に。
1時48分、先生が 検体の入った小さなビーカーを持って、部屋から出てくる。 「1回目は、充分取れなかったので、2回行いました。」 とのこと。 廊下を歩きながら、頭の上に持ち上げて、陽に透かして見ている。 先生、なんだか、嬉しそう。 お母さんの肝臓から出てきた癌。 どうか、良い結果が出ます様に。
「2回も刺されたんよ。」 と、泣き言の母。 その後の4時間。 本当に辛かった。 絶対安静で、お腹を動かさない事。 出血が止まれば安心だが、それがだいたい4時間かかるらしい。 母は、「しんどい。しんどい。」と、動こうとする。 「我慢して。 もうちょっとだから。」 と、励ましながら、動かない様に、足や腕をさすってみる。
ふと、娘を帝王切開で産んだ時の事を、思い出しました。 局部麻酔だったので、なんか、すごくしんどかった。 「動いたら、後でたいへんですよ。」 と、看護婦さんに言われたにかかわらず、我慢できなくて、頭をすごくすごく激しく振ってしまいました。 結果、涙が出るくらいのものすごい頭痛が、2~3日続き、おっぱいをあげるのが辛かった。
そんな感じなのかな。 と、ぼんやり考える。 頑張れ、おかあさん。
長い長い4時間が終わりました。 よく頑張ったね。 お母さん。
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